多様な価値観や非婚化映し 直葬・無宗教葬の二極化へ

ハッピーなお葬式にしませんか!? / 若尾裕之
葬儀のかたちは非婚化、少子化、離婚率増加、団塊世代の価値観の変化などの社会状況で、今後さらに変わっていくでしょう。
私は直葬と無宗教葬への二極化が進むと見ています。直葬とは遺体を火葬するだけで一切の儀式をしない形式。経済事情や親戚が少ないなどの理由で増えていくでしょう。
一方、仏教離れが進み、無宗教葬、特に思い出の曲や故人が好きだった曲を流すミュージック葬も増えるでしょう。人生最期の晴れ舞台を自分らしい音楽で演出でき、残された家族にとっても癒やしになります。そのためには自分の葬儀を自分で計画することになり、生前に葬儀を予約したり契約したりする人が増えることになるでしょう。
そうした葬儀の発展形が生前葬です。年齢を重ねるにしたがい、他人とのコミュニケーションがますます大切になります。「自分が元気なうちに生前葬を」という高齢の単身者が増える可能性があります。楽しい老後を過ごすために、節目の年に感謝パーティーとして気軽に開催してはいかがでしょうか。
葬儀のスタイルは、身内だけで静かに故人を送りたいという家族葬がさらに増加するでしょう。葬儀は命の尊さを確認する自然な行為。家族葬など少人数でお金をかけない方法でも、懸命に生きてきた人への最期のセレモニーを行うのは大切なことです。
そしてエンディングノートを書くことをお勧めします。「残りの人生で何をしたいのか」「自分の最期をどのように迎えたいのか」という考えをノートにまとめた人生設計の道具です。私が監修した「家族も安心『エンディングノート』」(二見書房)のほか、何種類か市販されていますので、自分に合うものを選びましょう。いざという時に、残された人は大変助かります。そして書き終えたら、ぜひ大切な人と葬儀について話し合ってください。
わかお・ひろゆき / 幸せな最期の迎え方を提案する ハッピーエンディングプロデューサー
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2011年3月20日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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