ドギーバッグ

 日本は自給率41%(カロリーベース)の「食料輸入大国」。
ところが、食品産業界が出す年間廃棄物量が1千万トンを超えており、食品廃棄物の発生抑制、減量、再生利用は国の大きなテーマです。

 このうち約304万トン2007年農林水産省統計)のゴミを出している外食産業で、それを減量する試みとして、「ドギーバッグ」が注目されています。
名前の由来は、「ワンちゃんのために」。食べ残し持ち帰り用の折り畳み容器です。

 これまでも持ち帰り容器を提供する店はありました。
しかし、その容器は使い捨てのものがほとんどでしたが、イタリアのベネトン社と提携しエコバッグなどを販売してきたレアックジャパンが、小さく折り畳むことができて、洗って再利用もできるプラスチック(ポリプロピレン)製の箱を商品化しました。
大小2個1セットで税込み819円。一部の百貨店、大手雑貨店、飲食店などで販売されています。

 食べ残しの削減を促進する運動は自治体でも行われていて、たとえば福井県では、食べ残しを持ち帰る「おいしいふくい食べきり運動」を実施しています。

 持ち帰りは自由ですが、持ち帰った食品の衛生管理は自己責任になります。

ecotalk_10.JPG

ドギーバッグ。手前は折り畳んだ状態
(写真提供 レアックジャパン

タグ

食品のエコ容器

 食品などの容器包装が家庭ごみ全体の約6割を占めており、食品業界は地球環境に配慮したエコ容器の採用を進めています。
 最近話題になったのが、たれが入った小袋も表面を覆うフィルムもないミツカンの納豆容器。同社は、「納豆を食べた際に出る家庭ごみを、年間で45トン削減できる」としています。ゼリー状のたれと、納豆の乾燥を防ぐ技術が「金のつぶあらっ便利!」シリーズの「におわなっとう」と「超やわらか納豆 とろっ豆」に使用されています。
 使い捨てが当たり前だったカップめんの容器にも変化が起きています。日清食品では、洗って繰り返し使える専用カップ(プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類)と、詰め替え用のめ
んを発売しました。
 ネスレ日本は、瓶入りインスタントコーヒーの詰め替え用袋タイプの製品を、紙製の円筒形容器に変更しました。同社従来の袋タイプ(同サイズ)と比べ、使用するアルミニウムを30%以上削減できたとのこと。また、容器に使われているプラスチックはリサイクルが可能です。
 こうした取り組みを環境保全へと確実につなげるには、消費者の側にも環境負荷の少ない容器を見分ける目が求められます。
natto_yoki.jpg
<参考>
環境省ホームページ
<取材協力>
日清食品ネスレ日本ミツカングループ本社

タグ

グリーン電力

 世界のエネルギー消費量は増加の一途をたどっています。これが、石油などの化石エネルギーの枯渇、二酸化炭素(CO2)排出による地球温暖化を引き起こしています。

 そこで今、注目を集めているのが「グリーン電力」です。

 グリーン電力は、風力や太陽光、地熱、バイオマスなどの自然エネルギーから作られ、CO2や有害物質を排出しないため、環境への負荷が小さい電力です。枯渇の心配もなく、永続的に利用することができます。

 消費者がこのグリーン電力の普及に貢献できる方法があります。

 一つは、電気料金の支払い時に「グリーン電力基金」へ一定額の寄付をすること。集められた寄付金は、自然エネルギー施設への助成金に使われます。もう一つは、「グリーン・エネルギー・マーク」のついた製品を購入することです。

 このロゴマークは、財団法人日本エネルギー経済研究所グリーンエネルギー認証センターが、グリーン電力を使用して作られたと認めた製品についています。

 その他にも、グリーン電力を使用して開催されるイベントへの参加を通じて、グリーン電力に協賛する企業を応援することができます。

ecotalk_2.JPG

<参考>
資源エネルギー庁パンフレット「使おう! 広げよう! グリーン電力」
(グリーンエネルギーポータルサイト内)

<取材協力>
財団法人日本エネルギー経済研究所グリーンエネルギー認証センター

タグ

電球形蛍光灯

 照明による電力消費は、家庭の消費電力量全体の約16%を占めています。その省エネ対策として注目を集めているのが電球形蛍光灯です。電球形蛍光灯は、白熱電球よりエネルギー効率が高く、消費電力が少ないのが特長。現在、日本では、約1億1600万個の白熱電球が使われていますが、これらをすべて、電球形蛍光灯に交換すると、二酸化炭素の排出量が1年間で約200万トン削減できます。さらに、電球形蛍光灯の寿命は、白熱電球の約6倍なので、電球を交換する回数が減り、廃棄物の削減にも。安いものなら100円前後の白熱電球に対し、電球形蛍光灯の価格は10倍以上もするのが普通ですが、電気代は安くなります。

 例えば、12ワットの電球形蛍光灯と同じ明るさの54ワットの白熱電球とを比べると、電気代は4分の1以下。電球代と電気代を合わせたコストを比べると、電球形蛍光灯は白熱電球の半分以下になり、光熱費の節約にもつながります。

 経済産業省では12年までに、家庭用の白熱電球を電球形蛍光灯に切り替えていく方針です。

ecotalk_1.jpg

<参考文献>
 「家庭の省エネ大事典 2008年版」(省エネルギーセンター)
チーム・マイナス6%ホームページ

タグ

このページの先頭へ